本日、10月18日、少し前に郵送用に作成したみそら野だよりに、ほんの少しばかり手を加えたものをホームページにも併用掲載させていただきます。季節がとても早いスピードで変化しており、季節はすでに秋、などと書いていたと思ったら、今日は冬の初めの一歩がやってきたような寒い時雨となりました。
本文中の不動産情報で、不動産の売れなさを嘆いていたところ、雪の季節前の駆け込みのごとく、ばたばたと成約が続いています。しかしながら、格安物件に限る、の状況です。
郵送のみそら野だよりは発行回数が限られてしまい申し訳なく思っていますが、今後ホームページのみそら野だよりは多く、せめて季節ごとに出せるのでは?出さなくては、と考えています。皆様からのご意見や日々の雑感、作品をお待ちしています!
(以下、本文)
季節はすでに秋。珍しく残暑が長引くなあと感じていたのも束の間。ある朝、冷え込みを感じたと思ったら澄み渡った秋空に白馬の山がくっきりと姿を表し、ススキの穂が風に輝く頃となりました。あー、なんて美しくて清清しい季節でしょう。
このあたりでは、冷夏や干ばつ、集中豪雨災害ということもなく(8月前半は毎日のように夕立にしては早すぎる時刻から激しい雷雨にみまわれ、雹による農作物被害が発生したり、度々洗濯物がびっしょりという個人的被害?もありましだが)梅雨は梅雨、夏は夏というメリハリのある季節の移ろいであったといえましょうか。人は、自身が身をもって味わってこそ他人に思いを致すことがようやくできるらしく、数年前の小谷白馬集中豪雨災害以後、他所の災害のニュースに触れると他人事とは思えず心が痛むようになりました。全国的にみれば有珠山の噴火,伊豆諸島の地震、三宅島の噴火、鳥取県西部地震といった自然による脅威が続いており、その方面の方々には心よりお見舞い申し上げます。
白馬の今冬から今夏の様子ですが、相変わらずスキー客、観光客は、減少したままの状況が続いており、宿泊施設、リフト会社、飲食店、ガソリンスタンド、建設業者等々あらゆる方面から厳しさが伝えられています。かつてハイシーズンには車で通ることに不都合を感じるほど混み合っていたエコーランドの表通りもお盆休みの間でさえ人影はまばらで、これぞまさに観光不況!と実感する次第です。今日のTVニュースで経済企画庁長官の景気回復の兆しは本格的との談話がありましたが、大企業と中小の企業に格差ありとの発言に私は付け加えたい!都市部と地方(ましてやその又辺境の地)には歴然たる差もしくは回復の時間差があります!と。
みそら野管理事務所のパソコン化もようやく進み始めました。ホームページの作成もぼちぼち、といったところです。各種ご案内の一端を担えるようにと考えています。又、不動産情報も公開しますので多くの方にみそら野の不動産売買情報を見ていただけると期待しています。Eメールでのご連絡にも対応しますのでぜひご活用ください。 但し、弊社の仕事柄、たえずインターネットに繋いでいるということが出来ませんので返信メールに時間がかかる場合もありますのでご了解ください。
不動産動向
厳しいながらに動きはじめたと思われた昨年から一転、今年は出足の悪いままこの時期に至っています。公の地価評価も長野県はまだまだ下がる一方、とりわけ軽井沢と白馬の地価下落が激しいとの発表に暗澹たる気分です。売却希望の方には個別に当社と提携業者共同で厳密に行った査定価格を提示し売却価格の随時見直しを行っていますが、まもなく再査定のご連絡を致します。(ごめんなさい!またまた価格の下方修正なのです。)売り物件の数が相当数ありますので(みそら野に限らず白馬全体として)、価格の安いもの、条件の良いものに購入客の目は向かざるを得ずといったところならまだ売却方針は固まるのですか、急いで売却したいために近隣の物件よりかなり低い価格を設定し、即売却か!と見えた物件がなかなか動きません。
弊社が、他の不動産業者と決定的に違うところは、長年来の大切なお客様の不動産をお売りするわけですから、出来る限り売主様のご要望に沿う形の売却を行いたいという強ーい気持ちがあると言うことです。単純に売れればよいという業者態度ではありえず価格の値下げ依頼が発生するたび気分が重くなってしまいがちです。査定も甘くなりがちではとの反省から信頼のおける業者と共同で査定にあたっています。先にお知らせしたインターネットのホームページを活用し、多くの方に、みそら野の売り物件や合わせてみそら野別荘地の様子を届けていきます。但し、地番や所有者名など個々を特定する情報は載せませんのでご安心下さい。
土地だけでなく建物のある状態で売却される場合、ある一定の年数が経過していたり、建物の状態が芳しくない場合は、取り壊した後、土地として売却という流れが定着してきました。これも数年前まではあまり必要としなかった事柄ですが、現状において売買を成立させるための必要事項となってきました。
資料が整い次第、このみそら野だよりに添えて、売却物件のお隣の方(場所によっては前後も)に売却物件詳細をお送りしますのでぜひご覧下さい。(但し現状に添った価格査定に了解いただけた物件に限ります。)厳しい厳しいとはいえ、本年は隣地の方がご購入という嬉しい売買が複数ありました。隣地を購入したいと思うが問い合わせて欲しいとのご依頼も相当数ありました。みそら野の不動産動向2000の総括としては、隣地隣人の年であったといえましょうか。
不動産動向とすこし話の向きが異なりますが、今年発生した事件?をお知らせします。今夏完成を楽しみに別荘を建築中、突然建築業者が倒産!搬入済みの資材とともに消えた業者。たまたま、弊社紹介の業者ではなくご自身で選定された業者であり、白馬の業者でもなかったため、私たちとしては何ら事後処理のお手伝いもできませんでした。世の中ではよくある話ですが、ついにみそら野でも!ということです。どの業種においても厳しき折、予見できぬ先に何があるかわかりません。できればみそら野管理事務所の目の届く、といえば語弊もありますが、責任をもってご紹介できる業者が今の時期においては、よいように感じています。その後、この件はご自身で奔走され冬までには完成の運びとなりそうです。ヨカッタ、ヨカッタ!
長野、白馬、みそら野の今
夏の賑わいも終わり(残念ながらかつてほど賑わっているわけではないけどそこはまあ言葉のあやということで。)、山々は木々は高みから色を変え始め、凛とした佇まいで白馬三山は冬を待ち、麓に暮らす我々は日々深まる秋を五感で存分に感じながらも冬支度の手順をちらほらと考え始めている今日この頃です。
官対民、もしくは、組織対個人が顕著に感じられた長野県知事選挙も終わり、田中康夫新知事の誕生にあたり、私たちも県政に目を向けてもいいのだ、否、しっかりと目を向けていなければならないのだ、との感を強くしています。
高規格道路(松本ー糸魚川間)是非の話題も持ちあがっています。大糸北線(南小谷ー糸魚川間)存続についての是非も聞こえてきます。
今冬までにR148の北小谷地籍に新小谷橋が完成し、難所のひとつが改良されますので、北周りで白馬へお越しの方には朗報といえましょう。
みそら野近辺では、オリンピック道路沿いに各種建物が建ち始め、又、白馬村初の幼稚園を含め建築予定も幾つかあるようで、今後白馬の中心は国道沿いからオリンピック道路沿いに移って行くであろうとの見方もあります。
観光不況の中にあって、栂池自然園の人気が高まっています。休日ともなると栂池駐車場はいつも満杯、ゴンドラとロープーウェイを乗り継いで訪れる雲上の栂池自然園は、高山植物の宝庫、白馬の山肌は間近に迫り、確かに何度足を運んでも毎回違う表情の自然に巡り合えます。まだ、訪れたことのない方もぜひどうぞ。とはいえ、
本日10月18日現在自然園は、紅葉のピークを終え、晩秋の佇まいとのこと。
Kanno
|