![]() 2001年 2月号 |
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暖冬との予想と暖冬慣れした気持ちを裏切るかの如く、今冬1月は雪が降り続きました。
1.駐車スペースの除雪のご依頼は、必ずお早めにお願いします 2.駐車に関してのその他のお願い 3.別荘設備のマニュアル作成 4.白馬村のゴミの分別方法になれていただけましたか? 5.枝打ちについて 6.携帯電話番号のお知らせについて
白馬、みそら野の今冬の様子 太郎眠らせ、太郎の屋根に雪りりつむ 次郎眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ 三好達治 雪降りのある夜、昔国語の授業で習ったこの詩を突然思い出しました。 何せ、十数年ぶりの大雪です。なんとなく中途半端に色彩が目に入る暖冬の景色と違い、どこもかしこも真っ白というのはいいものです。しかし、ひとたび日常生活や別荘地の管理という現実問題となると話は違ってくる訳で、雪との戦いとなってしまいます。 雪の累積降雪量は、昭和56年、59年の豪雪に匹敵すると思えるほどです。道路除雪に限らず除雪機械の充実により、人力での雪との戦いという感は少なくなりましたが、みそら野別荘地内としては、毎日早朝から道路除雪はもとより各別荘に被害が出ないよう屋根雪降ろし、又、屋根雪の始末等に追われています。 広い範囲での降雪は鉄道、道路網を麻痺させ、スキー客は白馬に到着することも出来ず全国紙の新聞も届かず、生鮮食料品の価格はいっきに跳ね上がり・・・そんな最悪の週末もありました。雪が沢山あるというのに各スキー場発表の入り込み数は平均前年比マイナス25%となっています。最盛期の半分にも満たないと言うこの状況は、今年の白馬の景気をますます押 し下げることになるのではないでしょうか?一般スキー客の宿泊数も激減とのこと、日帰りの増加傾向も止まらないようです。 今シーズンは、前半が雪との戦いであった分、ゴールデンウィークの頃まで充分スキーが楽しめそうです。陽光の中、汗をかきながらビール恋しやと滑るスキーも又良いものです。
白馬社会情勢、みそら野不動産動向 ますますスキー客は減り不景気の度合いは増すばかり。散発的に『これからの白馬を考えよう』とか『スキー以外の観光とは』等の声はあがり、動き始めている人や機関はあるものの、もっともっと根本的な問題ではないでしょうか! 冬の休日出勤の朝ともなるとスキー客の車であちこち渋滞しており、通勤にも普段の数倍の時間がかかったつい数年前までを振り返ったりしていると、何だか『宴の後』的な気分になってしまいます。2月の連休でさえ国道はスムーズに流れ、ゲレンデのリフト待ちもさすがに少しはある、と言った具合。白馬の今後を考えるということは、日本の今後を考えることと・・・似てる。その対象となる複雑さ、広がり、深さ、は違えど、やっぱり・・・似てる。みそら野別荘地の不動産を考えるという事も同じ問いかけの線上にある。 不動産売買は、昨年後半集中して動きました。至急売却してほしいという物件に対する営業活動の成果が出たように感じますが、価格をかなり下げたうえでの売買成立となりました。数年来売買が成立しにくいことは、社会情勢の反映として受け止めていますが、その結果として、現状に即した価格査定を随時行っているにもかかわらず、弊社他社仲介を問わず売買成立の度に価格をますます下方に引っ張ってしまわざるを得ないという現状がここにあり、不動産担当者として後味の悪さを味わっています。 正直なところ、どの辺りの価格で売買成立することが適正であるかという判断がつかなくなっています。購入者の顔だけをみての売買ならば安くていい物件を提供できてこそ良き売買、良き業者なのですが、価格破壊の別荘地を生み出してしまってはそこに長らく不動産を所有する方々に対しては良き業者とは言えず・・・否、この状況を利用してみそら野別荘地に新しい風を吹き込ませるチャンスと捉えるか・・・難しいですね。 中古物件のニーズがかなりあると感じました。しかし、これも購入者の中古物件に対する厳しい線引きが存在します。中古物件売買の場合、建物解体をお願いする事例も増えている事をここにご報告します。 今年の不動産売買の予想ですが、相変わらず厳しいものになると思います。厳密に路線価格方式で価格査定にあたっています。売却ご希望の方々へは個別にご報告及びご相談させていただきますので宜しくお願いします。
2001イベント案内(春)
2月25日現在。天候 雨 丁度1週間前から気温が上がり、晴れれば日差し強く暖か、降れば雨もしくは雨交じりの雪、暦の進み具合にあわせて春の兆し濃厚となってきました。こうなるとみそら野の中も雪が沈み始め、日々の作業も除雪から除雪の雪を貯めていた個所の排せつ作業へとシフト換えとなります。厳しかった冬の後にはいつもにもまして春の訪れが楽しみとなります。白馬にも皆様のところにも穏やかな良き春が訪れますように!Kanno |