2002,夏号


      
暑中お見舞い申し上げます

 季節の巡りとの約束どうり、春から梅雨そして盛夏がやってきました。梅雨末期には連続して台風が日本へ襲来しましたが被害や影響はございませんでしたか?白馬は降水量の多い、しかし災害発生がでるほどでもなく、正しい梅雨といった感じでした。

 地元情報誌『ラ、プラース 夏期特別号』と商工会発行の『白馬秋だより』がそれぞれ発行されましたので、別荘の皆様方にお届けいたします。夏から秋にかけての白馬小谷の情報が満載です。別荘にお越しの方はぜひお出かけの際にお役立てください。又、白馬へお越しになれない方も、お忙しい日常の中で白馬小谷の風をしばし思い出してくださいね。

管理事務所よりお知らせがあります

 近年、ごみ処理が大きな問題であり、白馬村でも分別やら指定ごみ 袋の使用等決まり事が増えており、皆様にもその徹底をお願いしていますが、ごみ袋について下記の様に変更になりました。『ごみ処理については行政も過渡期ゆえ暫定的なものであるかもしれませんがーー。』
 今後は、白馬村指定のごみ袋に限らず透明なビニール袋でも受け付けます。

 分別については従来どうりです。お知り合いの方に別荘をお貸しになる場合等ごみの分別についてご協力いただける様お伝えください。

 昨年同様、今年も皆様のお手元に『測量詐欺』と思われるはがきが届いているようです。隣地の売買に絡んで、もしくは境界の移動等もっともらしく不安を煽る文面ですが、まったくそのような事実は存在しませんのでコンタクトを取らないようお願いします。

 又、測量会社名は昨年と違っており今年だけでも二社の名前が新たに使われていますが実態は同様と思われます。別荘の方々は、みそら野の状況をよく把握されているのであまり心配はしておりませんが、30年前に土地を購入したまま白馬に来る機会もないというような方にとっては不安を煽られてしまうのでは?と心配です。

 みそら野管理事務所では、今年も雪融け後から初夏にかけて、境界の確認作業を行いました。境界杭が、落ち葉や腐葉土に覆われてるものは掘り出し、隣地工事の際整地作業等で動いた形跡が認められるものは図面に沿って正確に現況復帰させていますのでご安心下さい。

不動産動向について

 昨年よりはじめた、厳密な価格査定方式。広告を多用した不動産キャンペーン。その効果として、他業者の嘆きをよそにみそら野の不動産は動いています。今年は、5月の連休に広告が間に合った為、GW期間中に数件まとめて成約となりました。
 長年白馬を始として信州に別荘地を探していた方が、みそら野別荘地にたどり着き詳しく吟味の結果、みそら野に決定してくださる場合、不動産担当者としては嬉しいものがあります。みそら野の別荘地としての環境、管理状況、不動産売買への信頼、それらが好まれたという事は明日への活力?とでもいいましょうか。このような方は、別荘建築も早い時期に計画されており別荘ライフを純粋に楽しみにしておられますので、ますます出来る限りお手伝いをしたいと思います。

 人の心(私の心)は案外単純で、前向きであったり、ささやかであれ他者に対して感謝の意を持ち合わせている人と接すると、当方の心も精一杯親身といおうか善良になりたがるものです。

 不動産の売買や各種苦情への対応がメインの仕事ゆえ、好むと好まざるに関わらず人と人とのやり取りをその日常としています。きついなぁーという事も多々ありますが、みそら野でこれらの仕事に関わり随分と多くのことを勉強させてもらっています。

 余談はさておき、動いているという不動産ーー、しかし、売却待ちの物件の方がはるかに多く、厳しくてごめんなさいの価格査定と成約時お支払いの広告費にも応諾していただいているのに未だ成約が見えてこないお客様には申し訳ないの一言です。売り物件には、道路端に小さく番号看板を立てています。今夏の滞在時に少しばかり足を止めていただけますでしょうか。ご自身はもとよりご友人等でみそら野に興味のある方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。

 さあ、今夏も良質のお客様との出会いを求めて、いざ、往かん!!

売り物件の隣地の方宛に詳しい資料をお送りしなければと!思いつつまだ手付かずです。本当にまもなくお送りします。


 人と人とのやりとり云々と先に記しましたが、人の考え方の表裏一体といおうか千差万別といおうか立場の違いといおうかーーーそんな話題を一つ。

 みそら野では、個別の別荘地内の草刈以外にも道路際の草刈を毎年行っています。道路の見通し確保と側溝への転落防止、及び別荘地としての整然とした景観維持などが作業目的です。ところが近年自然保護を理由に雑草とともに野の花が刈られてしまうのは遺憾ということで匿名で苦情をいただくようになりました。
 文書と電話によりますが、匿名ゆえ、詳しい話し合いも状況説明もままなりません。可憐に咲く野の花は大切にしたいというのは当然の気持ちです。かといって草茫々という訳にもいきません。鎌をもって手作業で草と花をより分けていたら冬が来てしまいます。どちらが正しいという問題ではなくこれぞ立場や視点が違うことによる出口の無い意見相違でしょうか。苦情担当部?の私はもとより職員一同悩める日々なのであります。

 さあ、しばらく酷暑が続くはずです。どうか皆様、お体に気をつけて、暑さをのりきってください。このお便りに白馬の涼風を詰められないのが残念です。(えっ?白馬だって今日は信じられないくらい暑くて外の作業は苦しい!とは男性職員の弁です。)

Kanno