2002,12月号 その1


 本格的な冬到来。今年は、10月後半、秋本番というところで本降りの雪に見舞われ、その後11月にも数度の降雪がありました。白馬界隈のスキー場ではその頃から滑走可能となり、一応幸先の良いスノーシーズンスタートを切りました。
 早すぎる降雪は、珍しい風景を見せてくれました。広葉樹の木々が赤や黄の葉をまだしっかりとつけている上に雪が積もり、林や森が何とも綺麗なのです。雪が止むとまもなく、ばさっばさっと音をたてて木々から雪が落ち、その後には赤、黄、茶、緑ーーの色が(^_^;)を出すのです。今年は晩秋の山歩きを満喫できなかったかわりに秋と冬の同居をわくわくした気分で味わうことができました。
 ところが、木々にとってはこれは過酷なことの様で、多くの木が予想外の雪の重さに耐えかね枝は折れ、挙句樹木そのものが折れる、倒れる、という事になってしまいました。みそら野の中でも随分沢山の木や枝が折れてしまったようです。


別荘の方へのお願い 

 毎度おなじみの冬期お願い!です。 

路上駐車厳禁 
駐車スペース除雪のご依頼は一週間前までにお願いします。
急なご依頼でも3日前が限界です。年末年始や連休と降雪が重なった場合、スーパーマンでも臨時雇用しない限り急なお願い事に対応できません。
お帰りの際(退去時)にもご連絡を!
冬期は間髪をいれず退去点検をするにこした事はないので。


管理事務所今冬の体勢
社長&ロータリ−除雪車オペレーター 池田
管理(3次)&タイヤドーザー(除雪車)オペレーター 松本
管理(1,2次)&除雪機ほか
タイヤドーザー(除雪車)オペレーターほか (臨) 鷲沢
除雪機&ゴミほか全般 (臨) 山本
事務全般 花澤
事務全般 New Face 吉永
不動産ほか 菅野

 皆様に気持ちよく別荘滞在していただけるよう精一杯努めさせていただきます。


土地、別荘の方へのお願い&お知らせ

 みそら野では、分譲当初より敷地内の木々を残してくださいというお願いをしてきました。ところが、長年の間に木々が育ち、木の種類によっては折れやすくなってきたり、電線電話線及び隣地家屋への接触等により被害を及ぼす状態になってきています。樹木による被害が出たような緊急の場合は、弊社で枝打ち等の処理をしますのでご了承ください。又、雪融け後に樹木の最低限のお手入れをお願いする場合がありますので、その際は宜しくお願いします。

 『みそら野だより』を楽しみにしてくださる方が多く嬉しい限りですが、年二回の発行が精一杯です。すみません。土地の方も含めた発行回数はもっと少なくなっています。今回は、土地、別荘の方全員に地域情報誌『ラ・プラース冬の特別号』を添えてお送りしますので、日頃白馬へなかなかお越しになれない土地所有者の方も白馬の今を感じてくだされば嬉しいです。
   ★ラ・プラースに不動産広告出ています!

住民自治組織みそら野区により
《みそら野景観委員会》立ち上がる!

 みそら野は、別荘地といえども徐々に営業施設や住宅といった通年居住者が増え、現在ではその数凡そ200件程になったでしょうか。バブル期を頂点として開発や営利に向かった商業主義、自然は好きだけど田舎のしがらみはちょっと苦手!だったら区画もきちっとしているしーーということで住宅地化。
従来のみそら野別荘地としての趣を大切に思う別荘の方々といろいろと温度差が生じるのも必然の成り行き。管理事務所と住民との間でも、この地への考え方、捉え方、ひいては除雪のあり様etc次々と溝が作られてきました。話せばながーーくなってしまうので省略しますが、好むと好まざるに関わらずそれはそれは多様な場面で管理事務所(別荘)と住民の間にきしみが見てとれます。

 しかし、これは決していい状態ではありません。みそら野別荘地にかかわる者皆で解決や展望を考えていかなければならないと切実に感じていたところーーー。

 今夏、またとない機会が訪れました。白馬村内の不動産業者と建設業者が、突然みそら野のある土地にテラスハウス建築の広告をだしたのです。
景観も近隣の状況もまったく度外視のこの計画に、近隣住民、みそら野区(住民自治単位)、そして弊社不動産部が緊急対応にあたりました。紆余曲折はありましたが、結果としてその計画は頓挫し、みそら野区に景観委員会がたちあがるという良い副産物が残りました。

 バブルが弾けたどころではなく、不動産も株も預金もーーそう生活の根幹を揺るがす如く何もかもがしぼんで散りゆく様な昨今、自然回帰といいましょうか?人間の本質論とでもいいましょうか?自分の足元の環境をしっかりと見つめなおそう、そして何が本当に大切か考えなおそうという機運が高まっているのは、日本全体であり白馬でありみそら野であります。今が絶好のチャンス、イエイエ今しかないだろう、みそら野を再考するのはーーーと熱く燃え??

 住民自治組織とのすり合わせをし始めています。まだ、ほんの初めの一歩です。しかし、営業の方や新しい住民の方に、みそらの別荘地の成り立ちから始まって、基本は別荘地であること、別荘地として守りたいこと目指したいこと等の本質論を語る機会を得ましたし、具体的な事項『樹木の伐採、草刈、除雪、看板規制、営業時間規制、ひいては建築条件等々』といった具体的な事柄についての検討や合意も視野に入ってきました。
すべての事柄を一丸となってーーーとは行かないでしょう。しかし、人と人との関係は、立場が違い考えが違えば接点無しと言ってしまえばそれまで。みそら野の地にかかわる者が大切にしたい&求めたい理念は共有してゆけるだろうとの感触を得ています。

 みそら野景観委員会のメンバーは、ペンションオーナー、環境派住民、元別荘現在永住、みそら野区区長等とバラエティーにとんでいますが、皆良識あるバランス感覚に長けた方たちとお見受けしています。当面弊社からは、未熟ながら不動産担当の私が、みそら野景観委員会に参加していきます。長い道のりになることでしょうが、別荘&別荘地を所有される皆様にとって少しでもみそら野の環境ひいては価値が、ハード・ソフト両面においてよりよい方向へ向かう様活動していきたいと思っています。

 みそら野景観委員会の目指すところは、別荘の方たちにとっては概ね当然の事と思いますので、この活動によって現在より改悪されることは決してないということを添えておきます。

 住民の中で激論が交わされることが予想できますが、それ自体が大変有益な事だと思います。 みそら野便りで経過を時々お知らせしてゆきますね。ご意見をお聞かせください。

  まだまだ続きます。次のページへ