2002,12月号 その2


  
信州(白馬、小谷言葉) その1

 両親共に標準語を話す家庭の子供が保育園へ通いだしました。
しばらく経つと

子  『かあちゃ−ん、どこいくだぁ?お外いくだぁ?

母  『そうよぉ、お出かけするからお手洗いにいっておきなさいね』

子  『はぁーい、しっこ、まってくるね』  (おしっこしてくるね)

母  『??????』

 そしてある夜、掛け布団からはみだして眠っていたため寒くなったとみえ 寝言で  

子  『かあちゃーんさっびぃーよぉあっこつべたいよぉ
                 (寒いよ、足冷たいよ)


 これは実は我が家の話。子供は語学の天才?にてその後相手を見て微妙に言葉を使い分けしていますが、なぜか今も『お父さん、お母さん』とは言えません。
東京駅のホームで『かあちゃーん、こっちきてぇー』と叫ばれた時には思わず一瞬他人のふりをしてしまいましたねぇ。でも、方言は優しいです。信州弁のその又なかの白馬、小谷言葉ーー。年齢、男女、地域それこそ極小単位の集落によっても微妙に違ってくるようですが、概ね聞き取りやすく暖かく感じられます。以下、いくつかの特徴ある言葉をご紹介しましょう。 

えんでく 歩いていく
 例)『 ほぉ、そんな遠くからえんできただか』 
ペンション、えんだらじっぷ ペンション、歩いていったら10分
ずくなし 根気がない、やる気がない
らっちもねぇ 拉致もあかない、どうしようもない
まえで、まえど 前、前方
 講演会などで『さぁさ、まえどへおつめください』と使う
へぇー、われ、
なんしただ?
おい、おまえ、どうしたんだい?
あんべぇいいかい? 具合はもう良いですか?
とか、元気でしたか?

 白馬・小谷言葉について書き始めたら楽しくなってきて止まらなくなりそうですが、ページの都合により今回はここまで!!!

 

 皆様の紙面参加をお待ちしています

 みそら野での出来事や思い出、白馬でのすごし方、白馬の四季、等々なんでも結構ですが、みそら野滞在に関わるお話と限定させてください。皆様の紙面参加をお待ちしています。
実名、ペンネーム、イニシャルは問いません。原稿をお出しになる際その旨ご指示ください。苦言提言の類については、皆様に向け問いかける必要がありそうならーーということにしましょうか。字数は、400から800字くらいが良いかなと思いますがオーバーOK。原稿が集まらなかった時はこちらからどなたかにお願いするかもしれません。その節は宜しくお願いします。

 

 不動産動向ほか

 昨年より、信州不動産鰍ニ提携して、二社の得意分野を徹底的に生かそう!をモットーにガンガン営業しています。厳密な査定方式、キャンペーン開催、各方面への広告、現地番号看板の設置etc。
結果として、12月18日現在、成約15件、検討中6件という状況です。

 近隣の業者の苦境が聞こえてくる中、善戦できたのでは?と思います。が、しかし、強い売却希望があるにもかかわらず、今年も又、成約できなかった物件も数多くあります。

 今年の特徴@

  昨年まで人気のあった2次、3次分譲地(平均120坪)への引き合いが、パタッと途絶えました。二つの原因が考えられます。

 一つ目は、別荘地をお探しの方にとって1次分譲地の比較的面積の大きい区画が手頃な価格となってきているためそちらに目が向く。

 二つ目ーーこれは深刻な現象ですが、Iターン者や地元の若い世代の住宅建築志向がトーンダウン。白馬では現在、住宅建築をするだけの仕事や賃金を得ることが難しくなってきています。その上、金融機関の貸し渋りが拍車を掛け、住宅適地であったはずの区画が動かなくなっています。これは読めませんでした。来年に向けての大きな課題です。

 今年の特徴A

 買い手市場とはいえ--厳しい値引き交渉にも慣れて来たとはいえ--『それはないでしょう』という程の値引き依頼が増えました。売り物件に対しては、すでに売主様をがっくりさせてしまう程の厳密査定をしています。この価格は、その時点において、世情にあった妥当な価格との認識を持っています。
成約に向け若干の値引きは避けられない昨今ですが、売主様やみそら野の今後の不動産動向にとって受け入れがたい値引き話は、売主様に余程売却を急ぐご事情がない限り、お断りする方針です。断固断りたいけど微妙!というときが苦しいです。ふぅー。

 特殊事象により格安で動いた土地の話というのは何故か広まるのが早く、現にそれが弊害となって成約に結びつかなかった事例がありました。価格破壊が決してよいことではないというのは、現在多くの職種の方が感じていらっしゃるのでは?適正金額で経済は動くべきです!? 

 来年への展望

 今年も長野県、特に白馬の公示価格は下落しました。1月に入った時点で、売り物件全てに対し査定価格の見直しを行います。区画、物件によって下方修正が出ると思われますが、全体としては極端な下方修正にはならないでしょう。と、思う。。。。。。。。(?_?)


 来年、不動産所有権移転時にかかる登録免許税の引き下げがあるようです。すでに、物件への引き合い時にそのことを話題にされ購入を決めたとしても来年にしたいという方もいますので、そのあたりにも期待を込めてーー。
来年はこの体制をとり、キャンペーン活動を初めて三年目となります。石の上にも三年!信州不動産鰍フ白馬担当山崎さんとともに、今年の白馬不動産動向等をしっかりと総括し反省点を踏まえたうえで、来年こそ多くの方の売却ご希望が適うよう動いていきたいと思います。

 みそら野別荘の方々にも随分ご協力いただきました。感謝しています。隣地の購入、お友達の紹介など益々のご協力をお願いします。

<<<皆様どうぞ良いお年をおむかえください>>>

Kanno

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