’07 初春号 その2


別荘ライフ《日常性の打破〜思考において、行動において》
                                                                黒須則明

 みそら野の山荘をベースにした最近の生活を皆さんの参考にと報告します。みそら野に山荘を作って約10年になります。サラリーマン定年後6年生で、過っての仲間、新しい仲間との遊びの基地になっています。
 私の日常生活の場は名古屋。名古屋に来るまでは、湘南の海に育ち学生時代を神奈川、東京に過した関係で若いときからの仲間の多くが東京近辺にいます。名古屋、東京から共通の仲間が集まる場には、同じような距離なので白馬は格好の場になっています。場もさることながら山荘では家族が 同席することが無いので皆遠慮なく遊びに来てくれ、恵まれた自然環境の中で、日常性を離れた思考、行動を取る良い場になっています。来る人も楽しんでいます。

この秋の活動を丁度良い時期だった紅黄葉探訪に絡めて以下に具体的に紹介します。

【2006年秋の紅黄葉探訪】

白馬、何時の時期も良いですが、私には紅葉の頃が気に入っている時期のひとつです。
10月中旬(13日〜24日)の行動を日記風に、紅黄葉の見頃報告と併せ紹介します。

・13〜14日/名古屋から白馬への移動、山荘の手入れ
・15日/松代の畑仕事。畑は山芋を主に栽培している農家が高齢化で縮小した畑を借りて趣味で やっています。白馬から50kmありますが、東京、名古屋と違って1時間で移動できますので気になりません。長野(松代)までのドライブも結構楽しめます。
・16日/栂池自然園までの紅葉狩り。普段はゴンドラを利用しているが徒歩で往復登山。登り2時間、下り1時間半。ゴンドラから見下ろす紅黄葉とはまた違った景観を堪能してきました。
・17日/唐松岳登山。黒菱平まで車で行って、そこから八方池を経由して唐松岳頂上まで登り4時間、下り2時間半の登山。紅黄葉見物が主体の八方池までの計画でしたが、八方池到着が9時半と時間に余裕があったのと、当日のあまりの天気の良さに頂上まで行ってしまいました。10日前には悪天候のため隣の白馬岳では遭難のあった時期で、その時の雪が丸山ケルンあたりから上には残っていて景観的には楽しめました。黒菱平あたりが紅黄葉の見頃でした。
・18日/小谷村の雨飾山の荒菅沢まで。登り2時間下り1時間半の登山。紅黄葉の見頃は荒菅沢まで。鎌池の紅黄葉ともども盛りでした。例年20日近傍が良いようです。
・19〜20日/山荘の手入れ
・21日/湘南高校の同級生が山荘へ来たので彼等と再度、雨飾山の荒菅沢まで出かけました。この時は前日の雨で登山道がぬかるんでいたのと女性がいたので登り3時間下り2時間半の登山。東京から来た仲間にとっては、普段経験したことの無い登山道からの紅葉狩りでした。
・22日/新たに加わった仲間も交えて志賀高原経由、秋山郷への紅葉狩り。白馬から車で往復270kmのドライブ。奥志賀高原、秋山郷、雑魚川の紅黄葉、真っ盛りでした。
・23日/小谷の鎌池へ紅葉狩り。嘆賞した後、彼等は東京へ帰っていきました。

 白馬を基地にすると長野の名のある所への紅葉狩りが私の経験のように楽しめます。山国だけあって標高差もあるので紅葉の盛りにばらつきがあります。また、車やロープーウェイなどを使っての見学とは異なり、自らの足を使った楽しみ方が出来る魅力もあります。
東京から来た同級生も、箱根や日光での紅葉狩りとは違った体験に喜んでいました。夜は、同級生という事で、普段の生活を忘れ青春時代に若返って、皆で持ち寄ったアルコールを入れながら歓談を楽しみました。

 季節相応に、冬は雪、春は花、夏は登山と高山植物の花々を核にこの種の会をやっています。


2006不動産動向

 数年間、出口の見つからない地底探検隊の如く暗い地下を彷徨う気分を味わってきましたが、右斜め前方に微かな光が見えます。ウーン?見える気がします。どのような光かといいますと−−−。みそら野不動産への問い合わせ及び見学申込み件数はかなり増えてきています。各種広告ともに反応はあるものの、HPを見てのお問い合わせが最も多いと分析しています。成約件数も夏以降顕著に増えてきました。しかしながら価格については底値状態から上昇する気配は感じられません。

1. 問い合わせ&現地見学 増加 初夏から増加傾向が続いています
2. 成約件数 増加 下半期から現在にかけても続いています
3. 成約の傾向 ○成約は1次分譲地に集中
○格安物件以外は必ず値引き交渉あり
○価格は安値安定というより微下降か?!
○用途は別荘用地としてが多い(投資は皆無、遅くても翌年には建 築予定)/購入層は30代〜50代後半と様々
4. 課題/問題 △団塊の世代にアプローチする事は必要ですし広告媒体を使  用することで目を向けていただく事は意外と簡単。しかし、定年後白馬で《永らく&安心&充実》をモットーに生活していただくための受け入れ態勢といおうかサポート体制といおうか一工夫必要があると考えています。
△2.3次分譲地の引き合いを生み出す。地型状、コンパクトな建物&庭となりますが、充分に魅力ある別荘生活ができるというモデルケースをご紹介していく予定です。
5. 海外から ニュースなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、北海道のニセコ界隈は、ここ数年オーストラリア人の来訪に沸いており、スキー観光に留まらず不動産取得も激増、地価も高騰しているようです。白馬にもその流れが来つつあります。
今のところ、スキー観光客としての来訪が多いですが、不動産の資料請求や問い合わせも徐々に増えています。ニセコにすでにお住まいのオーストラリアの方が昨秋『みそら野別荘地』を購入してくださった事例もあります。不動産担当者は、オーストラリア出張もあり??否そんな心配より『みそら野別荘地遵守事項』の英訳版を作らねば!!一過性の特殊バブル?に乗るもよし、しかし、長い目で見て、バブルの後遺症だけが残った、等という事のないように慎重に見極めていきたいと思います。
ゲレンデやお店でも数多くのオーストラリア、中国、台湾、韓国からのスキー客を見かける今冬の白馬です。ぜひ白馬の自然
プラスアルファを堪能してお帰りいただきたいです。
6. 今年の目標 来る人 通りかかる人 去り行く人 ・・・ それぞれの立場の人に満足してほしい。正直なところ総ての人に満足していだくまでは無理だろうと思う。しかし、せめて、それぞれの人を裏切らない、各人の状況、事情、またはビジョンに寄り添い思いを致す事ができる不動産業者でありたいです。

                                  Kanno 

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